●あらすじ…
19世紀末、オーストリア=ハンガリー帝国の首都・ウィーン。夕食時のレストランに、ひとりの紳士が必死の形相で飛び込んできた。ゴーレムを操る魔女に襲われ、銀髪の魔術師に助けられたのだという。開業医のジークムント・フロイトを含め、客達は紳士の話を信じようとしない。しかし、美女との逢瀬でその場に居合わせた日本の外交官・時岡繁二郎だけは話を笑い飛ばすことができなかった。時岡は、魔術師がグレサンデルであると確信していた……。翌日、美女との待ち合わせ場所にむかう時岡のまえに、グレサンデルとセイシが現れて……。
(スーパーファンタジー文庫、裏表紙より)